モカソンちゃん
みなさまご存じのとおり、私はいま職がなくなり、専業主婦として立派に(?)生活しています。
必然的に、家にいることが多くなり、モカとのんびり過ごしています。
以前陥ったようなゲーム三昧な日々ではありません・・・今のところ。
さて、家にいて、特に何もしていないのに、お腹がすくのはどうしてでしょう?
しかも甘いものが欲しくなるのです。
で、実家からもらったお菓子とか、その他いただいたお菓子とか、買ったお菓子とか、
ひとりでバリボリ食べてしまいます。
いかんいかんと思いつつ、我慢ができないんです。
そんなある日、夕食を終えた相方が、『なんか甘いものが欲しいなぁ。キットカットあったやんな?』と聞かれ、
それはもうすでに食べてしまったことを伝えると、激怒!
あー、ちっちぇえ、ほんとちっちぇえ人間だよ。
その結果、完全なる配給制となったんです。
相方は一袋をきっちり半分ずつ分け、自分専用の箱に入れ、
『しっかり数を数えてるから、こっそり食べてもバレるからな!』 と脅すんです。
しかも、しかもですよ、脅したうえ、まだ私が信用ならないので、その大事な自分のお菓子ボックスを
家のどこかに隠すんです。
相方がどこからともなく箱を取り出し、お菓子を食べ、そしてまたどこからともなく箱が消えている現状に、
しばらくは気が付きませんでした。
でも、気づいたからにゃ、見つけ出したい衝動にかられるよね。
そして見つけた暁には、1個くらい食べてしまいたいですが(しょぼっ!)
ま、それは見つけた時に考えることにしましょう。
決行の晩はやってきました。
相方が寝静まった後、助手のワトソンくん、いや、モカソンちゃんに指令を出します。
『ビスコの箱を探せ!』と。
モカソンちゃんは優秀です。
いろんなところをくまなく探してくれます。
モカソンちゃんが何かを持ってくるのを期待しましたが、それより先に目的のものを見つけてしまいました。
ゲームソフトの引き出しに入れておくとはなかなかです。
今はゲームをしないから、全然開けないもんね。
さて、どうしたものか。食べるのは簡単だけど、食べものの恨みは怖いし・・・。
しばらく考えたあと、ナイスアイデアが浮かびました!ふっふっふ、目には目をじゃ。
それにはちと準備がちょっとあって、パソコンで調べること少々。
で~きた♪きゃっきゃっ!
オーバー30にはビンゴ間違いなしのアニメ!私もよく見てました。
そうなんです。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、私ってば、しょーもないことに全精力を注ぐタイプなんです。
キャッツカードを作ってる最中、顔がニヤケて仕方がありませんでした。
さて、これをゲームソフトの引き出しに残し、お菓子ボックスは別のところに隠しました。
相方が引き出しを開けるのが楽しみ~~~♪きゃっきゃっ!
そして翌晩、決定的瞬間をとらえることはできませんでしたが(私が部屋にいない時にこっそり行動するので)
『こらぁっ!お前なにやってくさってんね~ん!』 の怒声が響き渡りましたとさ。きゃっきゃっ!
だって、隠す方が悪いよね~。え?どっちもどっち?
その後も懲りずに隠すので、キャッツアイには2度ほど参上してもらいました。
いやぁ、彼女たちの仕事は完璧ですね。
さすがに懲りたのか、もう隠さないようになりましたとさ。きゃっきゃっ!