ドラマ化・映画化の話題本
最近読んだ本からいくつか感想をピックアップ!まずは2010年本屋大賞2位の作品から。
このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。
予告編を見て、期待が勝手に高まっていたので、ちょっと拍子抜けだったかな。
これね、なんの予備知識もなく読んだんだけど、思いのほかよかった。
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『神様のカルテ』 夏川 草介 著今月27日から映画公開予定。
予告を見るたび思うのは、櫻井くんの髪型が・・・なんか変じゃない?
ストレートヘアでよかったのに。映画『神様のカルテ』公式サイト
夏目漱石をこよなく愛す主人公は、話し方も古風。栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を三日取れないことも日常茶飯事だ。そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。第十回小学館文庫小説賞受賞作。
この個性が最初は読みにくかったけど、だんだんクセになってきた。
読みながら奥さんが出てくるところだけ、映画のキャストである宮崎あおいさんが浮かんできてそれがすごくピッタリやった。
流れからわかっちゃいるけど、ラストは涙涙。
それもわんわん流れる涙じゃなくて静かな涙やねん。
読了後は、スッキリやったな。
続編は期待が高まるゆえ、少々不安も。
はよ図書館の順番まわってけえへんかな。
つづいて本屋さんで映画の予告編を見て、おもしろそうだなと思って読んだのがコチラ。
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『プリンセス・トヨトミ』 万城目 学 著
このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。
予告編を見て、期待が勝手に高まっていたので、ちょっと拍子抜けだったかな。
いや、面白かったんだけどね、もっと面白いかと思っていたから。
無性に谷6の空堀商店街に行きたくなる。映画『プリンセス・トヨトミ』公式サイト
そういやこの著書の作品でドラマ化した『鹿男あをによし』ってのがあるんだけど
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先にドラマを見て展開がすごく面白かったので本を読んだら、ドラマの方がよかったということがあったな。
たいがいドラマ化・映画化したものって、原作に勝ることなしなんだけど。
つづいて最近NHKでドラマ化してた作品。見てないけど。
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『四十九日のレシピ』 伊吹 有喜 著
熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。
サクサク読めたし、読了後もさわやかやったし。
乙美さんの手料理がものすごく食べたくなる。
そしてたとえケンカしてても、クッソー腹立つからはよどっか行けーって思っても、笑顔でお見送りせんとなって思った。
思いもよらない突然の別れで、激しく後悔したくないもんね。
最後は2011年本屋大賞受賞の超話題作。ずっと読みたかった作品。
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『謎解きはディナーのあとで』 東川 篤哉 著
こんなに話題になってるから、近いうち映画化かドラマ化されるんやろうなと思っていたら、今秋にドラマ化が決まっていたのね。知らんかった。
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。ユーモアたっぷりの本格ミステリ。
会話のテンポは確かに面白かったが・・・毒舌執事というわりには、あれくらいならそない毒舌でもなかったような・・・。
ユーモアたっぷりの本格ミステリというので、もちろん謎解き部分の期待が大だったが・・・うーむ。
気軽に楽しめるライトミステリってことならグー。
サクサク読めるし、読了後はなんも残らんしね。
読む前に『これはライトミステリですよ』っていうのを知っておきたかったな。
まあたまにはこんな軽いのも箸休め?でいいかも。